今年も一年間ありがとうございました。

このサイトも、作成した当初はポートフォリオのみで
文章を書く気は更々なかったのですが、やはり物を書くのは好きなようで
ゆるふわと称して撮影に関するいろはを書きはじめるまでになってしまいました。

写真と生活する

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2015年は、年始のブログで一つのことを決めました。

「写真と生活する」

2014年の中盤に、いまの自分を自分たらしめるであろうきっかけであるポートレート専科に出展してから、心が動き始めたぐらいの時期だったでしょう、今年のはじめに決めたことでした。
それまで写真というのは、自分の人生における一割にも満たない、ごくごくありふれた趣味だったのですが、今年の頭には、それが違うものになるという予感はしており、結果、一割どころか余暇の殆どを費やすまでになってしまいました。
それでも仕事やプライベートを出来る限り犠牲にしないよう務め、二割か三割くらいでしょうか

とにかく、もっぱら苦しく、時に喜ばしく、振り返ればその喜びに罪悪感すら覚えるほどの長い道のりに足を踏み入れてしまったなと思います。

そして丁度一年前には、2016年に個展をと考えていましたが、これは少し気も変わり始めています。
お金と労力を費やせばできるでしょうが、やる意義というものを改めて考えなおしたいからです。
合わせて、来年は展示についても控えると思います。全くやりませんと心決めたわけではないですが
よほどの事がない限り、そこに時間を割くことよりも、制作に費やしたい。
時間は限られているということを日に日に痛感しています。

2015年を振り返る

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年始、撮影は数多くしていましたが、基本的にはスロースタート
春頃には展示の予定も増えてきて、並行して撮影をしながら忙しくしていました。
その中で大きかったことは、欧州最大のコンテストであるPX3でFINE ART部門 Bronzeを受賞出来たこと。
東京カメラ部のフォトコンテストにて、ヒカリエに展示されたこと、そこで得た出会いや客観的な評価は大きな推進力になりました。

次に、折り返してから、二年目となるポートレート専科含む、予定していた展示を消化しはじめます。
この中で、ニッコールフォトコンテストや、APAにて入賞したことも自信へとつながりました。
が、最近になり方向性に違和感を覚え始めたことと、色々な写真を見すぎて道に迷っている節もあります。

また、SIPAという海外のフォトコンテストでファイナリストに選ばれ、スペインの何処かで展示されているらしいです。これは受賞を逃したので告知していません。
また、同様に海外のPhotographer’s ForumのAnnual Contestでもファイナリストに。
こちらも受賞をすんでのところで逃し、Honorable Mention止まりでした。

一年を通して考えると、PX3にはじまり海外での評価は少しあがってきたのかなと思います。

1xに関しては、およそこの一年だけでも70枚近く掲載していただきました。
National GeogprahicでのDaily Dozenは計7回のセレクト。
東京カメラ部とFINE ART TOKYOでも数えてはいませんが、幾度となくセレクトしていただいてありがたいです。

そして何より大きいのは、東京カメラ部の10選に選んでいただいたこと。
前回の記事でも書きましたが、たいへん名誉なことで、今でこそ仲良くしていただいてますが
過去に自分が写真をはじめた頃よりリスペクトしていた人々が通過してきた道でもあり、喜ばしいです。

また、一年を通して、写真集や展示など、歴史や多くの写真をみることにも時間を費やしてきました。
これが非常に大きかったと思います。自分の中でかつて見えなかったことが見えてくるようにもなりました。
見えているものが正しいのかどうかはわかりません、が、知らなければ見えないものというのは確実にあるという事です。

2016年の抱負

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一つに、いま以上の実力をつけること。
写真との関わり方について、明確な目標があるわけではないですが、こうなりたいであったり、こういう写真を撮りたいといった明確なヴィジョンはあります。
そこに一刻も早くたどり着きたい。それが全てです。

周りの人々から得る賛辞や、ありがたい言葉、喜びの全てを力に変えても叶わないほどの壁と、自分で自分をほめてあげられるまでには至っていない。

なので、とにかく実力です。
制作もそうですが、自分の中で何かを得るための撮影というのを集中的にやっていきたいと思っています。
ほんとうの意味で作品をつくることはその先で良いです。

次に、ゆるふわ塾(https://www.artratio.net/category/gears)で書いているように、自分の情報を外にだすということについても継続していきたいです。
時間の関係でいまは止まっていますが、制作環境やレタッチについてなどもシェアしていきたいと思っています。
少なくともいま構想しているだけで、かなりのネタがあるので、それは消化したいですね。

最後に、クリエイターとしての自覚をもつということ。
自分は、自分が写真家かどうかというのはわかりませんが、クリエイターではあると思います。
また写真家を含む、この自分が属している様々な界隈というのは、結局のところクリエイターという括りなのだとも思っています。

あえて我々という言い方をしましょう。

我々はおそらく、アベレージを越えた実力やスタイルを持っていながら、商業で広く活躍したいわけでもなく
かといって、したくないわけでもない。もしくは、活躍したいと思っているが現実的にうまくいっていない。
制作することはすきだが、その先にどうしたらよいのかはわからない、かと言って現状に満足しているわけでもない。

このような曖昧な層を浮遊していると考えていて、この点についても、もう少しフォーカスしたいと考えています。

皆さんへ

Rei

どれだけこのブログを読んでいてくれる人がいるのかわかりませんが、2016年は、2015年以上に
写真に没頭し、成長したいと思っています。どのような形で次なる一年が締めくくられるのかはわかりませんが
ただなんとなく時に身を任せようとは思っていません。

普段あまり本音を話さない自分ではありますが、皆さんの何気ない応援の一言や、投げかけに救われた事も多かった一年でした。
自分が自分であるための大切な要素として、応援してくださっている方々の声があります。
名前はあげませんが、一年間傍で見守ってくれていた闇の王、人格者の方、写真を抜きに友人として付き合ってくれている、写真を通して知り合った方々。

感謝しかありません。

一年間、本当にありがとうございました。

来年も宜しくお願い致します。

黒田 明臣